申請内容 | 結果 | 労働局 |
事業主から執拗なセクハラ行動と発言を受けた。これが原因で精神的に不安定となり出勤困難な状態となり、退職に至った。
セクハラ行為に対する謝罪と慰謝料50万円の支払いを求める。
| 解決金として40万円を支払う | 北海道 |
申請人が、勤務を終えて帰宅しようと会社の駐車場で自分の車に乗り込んだところ、酒に酔った同僚がおり、セクハラ行為をされた。翌日、社長に対し、昨夜の話をすると、自宅待機を命じられた。数日後、仕事に戻りたい旨申し出たが、更に待っていてくれと言われ、そのまま何の連絡もなかった。このような会社の管理責任者の行為に対し、謝罪と賃金1ヶ月分の慰謝料を請求した。
| 謝罪と解決金 | 茨城 |
上司からのセクハラで精神的苦痛を受けた。その後の会社の対応にも誠意が全く感じられないので、慰謝料として500万円の支払いと謝罪文を求めあっせん申請。(製造業)
| 慰謝料180万円 | 東京 |
労働者が、責任者から受けたセクシュアルハラスメントについて事業主の責任を求めたが拒否されたため紛争となり、労働者が事業主に対し慰謝料等を求めて、あっせんを申請した。
| 1か月後の復職と慰謝料200万円 | 広島 |
申請人B(女性)は、高校を卒業して入社した直後から職場でセクシャルハラスメントを受けた。セクシャルハラスメントに悩んだBは、上司等に相談すること自体にも抵抗があったが、意を決して上司等に相談した。しかし、相談を受けた上司等は、Bの相談を問題とせず必要な防止措置を取らなかった。Bは、意を決して相談したのに会社において必要な対応がとられなかったことから会社を退職し、事業主として社内におけるセクシャルハラスメント防止措置を行っていなかったこと、被害の申出に対する必要な措置を講じなかったことに対する慰謝料の支払いを求めあっせん申請した。
| 解決金 | 栃木 |
Cさんは、事業主からの電話やメール、食事やデートの誘い等、また言葉によるセクハラにより拒食症になりました。個人的な付き合いを断った時点から勤務体制や言葉の嫌がらせが続き、身体的、精神的にも追い込まれ、仕事をやめざるを得なくなり、退職しました。そのため、精神的な損害補償として6か月分の給料に相当する補償金の支払いを求めましたが、応じないため、あっせんを申請しました。
| 要求通り支払い | 静岡(全国の事例から) |
入社間もない頃から上司よりセクハラを受け、精神的に不安定となり、うつ病との診断を受け4月から療養中である。このまま仕事を続けるつもりは無く、退職金に加えて慰謝料の支払いと謝罪文を求めた
| 慰謝料及び休業補償を含め計153万円と謝罪文 | 山形 |
パートタイム労働者として勤務していたが、代表者からホテルに誘われる等セクハラを受けた。誘いを断っていたところ突然解雇され、精神的なショックにより鬱病になり通院治療を要することとなったため、謝罪並びに治療費及び慰謝料の支払いを求めて申請があった
| 解決金 | 山梨 |
申請人は、同僚からセクシャルハラスメントを受けたため、支店長に改善を求めたところ、適切な対応がされずに、逆に配置転換されたため、慰謝料の支払を求めてあっせん申請を行った。
| 解決金 | 徳島 |
Aさんは、子育てが一段落したので自宅近くの工場にパートに出た30代の女性。
初めは丁寧に仕事を教えてくれていた社長だったが、Aさんが一人だけ離れた作業場で働くようになると、仕事上の必要もないのに近づいて来ては肩や腰を触るようになった。「止めてください。」と訴えてもまったく意に介さず、執拗なセクハラを受けたことで、Aさんは傷つき、退職せざるを得なかった。裁判で慰謝料を請求することも考えたが、時間が掛かることや、年頃の子どもへの影響を考えてためらっていた。
このまま泣き寝入りにはできないと思っていたAさんは、横浜駅西口総合労働コーナーを訪ねた。そこで相談員から、裁判を起こす前に利用できる簡易な労働紛争解決制度として、学識経験を有する委員が、非公開で迅速かつ適正に進める「あっせん制度」があるとアドバイスを受けた。 | 100万円ほどの請求どおりの金額の支払 | 神奈川 |