|
労働者派遣のあっせん解決事例
各都道府県労働局紛争調整委員会のあっせんによる労働トラブルの典型的な解決事例を紹介します。
申請内容 | 結果 | 労働局 |
派遣社員として登録している労働者は、派遣先が決まり労働契約を締結したところ、派遣期間の前日になって突然契約を解約された。このため、派遣就労ができなかったことにより生じた損失を事業主に補償してほしいとして、あっせん申請を行った。
| 和解金として、平均賃金の1.5か月分相当額である38万円 | 広島 |
Dさんは派遣会社と1年間の有期契約を締結していましたが、派遣先の都合により
10か月で派遣契約が打ち切りとなり、その後、派遣会社は、別の派遣先を紹介することなく放置し、1年契約期間到来とともに雇用期間満了による退職扱いとされました。派遣契約終了後、放置された期間について、派遣会社に補償として○か月分の賃金の支払いを求めて、あっせんの申請をしました
| 解決金 | 奈良 |
申請人(労働者)は派遣労働者として派遣元事業場Aと1年間の有期雇用契約を締結し、被申請人である派遣先事業場に派遣された。
当該契約期間が満了するに際し、被申請人に派遣されていた派遣労働者の内、申請人を除き契約更新が行われたが、申請人については「女性の喫煙が社風に合わない。」という理由で被申請人から差別的な取り扱いをされ、結果として派遣元事業場Aが雇止めを行った。
申請人はこの差別的取扱いを不服として、被申請人である派遣先事業場に対し、慰謝料の支払いを求めて、あっせんの申請を行った。
| 派遣先事業場は和解金として○ヶ月分の賃金相当額を支払う | 新潟 |
 |
労働トラブル解決をサポートする社会保険労務士 安部敬太 |
|
|